「家って、人生そのものですね」
日光市 I様


Reporter:かんの
今回ご紹介するのは、土地の購入から施工完了まで13年を要したというI様のお住まいです。長い期間、どのように家づくりを進めてこられたのか、じっくりお話を伺いました。
この記事の内容:インタビュー・(I様の場合)/インタビューを終えて
かんの:今日はお忙しい中ありがとうございます。お引越しされて3ヶ月ほどとのことですが、新しい暮らしはいかがですか?
Iさん:ようやく落ち着いてきましたね。最初は慌ただしくて、本当にバタバタでした(笑)。でも、今は母とゆっくり過ごせて、ようやく「家ができたんだな」って実感してます。
浸水で工事中止、契約白紙… 12年間の家づくり
かんの:お話を伺うと、今回の家づくり、なかなか一筋縄ではいかなかったようで…
Iさん:そうなんです。実はこの家を建てるまでに、土地探しだけで13年かかっていて。
一度はもう「来週から工事です」というところまで行ってたんですよ。でも、その土地が台風で浸水してしまって、白紙に。地鎮祭まで終えてたのに、本当にショックでした。
かんの:ええ…!それは相当な衝撃ですね。
Iさん:そこから、同じところにもう一度建ててみようとしたら、また浸水したりして。建てるまでって、こんなに遠いんだなって思いました。
かんの:それはショックでしたね!
土地を整えるところから、自分の手で
かんの:今のお家の土地は、どうやって見つけたんですか?
I さん:もともとは別の土地を買おうと思っていたんです。でも、契約するとなったら少し揉めてしまって・・・・そんな時今の土地を見つけて不動産会社にダメ元でお願いしてみたら購入できることになって。
かんの:土地から交渉したんですね。すごい。
I さん:はい、でも買ってからも雑草だらけで木も何本かあって。草刈りも、伐採も、全部自分でやりました。木の根っこを車で引っ張って、スコップで掘って…。本当に土木作業で(笑)。
かんの:自分でやられたんですか?それはすごいですね!その分愛着もひとしおですね。
I さん:そうですね。家を自分で立ててるな、と実感が持てた時間でした。

薪ストーブに憧れていたけど…
かんの:理想の家って、最初からイメージされてたんですか?
I さん:はい。三角屋根の山小屋みたいな家で、薪ストーブのある暮らし。憧れてたんです。山本さんの施工例で紹介されている、田園風景の中に建つ平屋のお家に憧れていました。でもスペースとか、薪ストーブの価格とか色々悩んで、考えて、今の形に落ち着きました。

かんの:夢と現実のバランス、大事ですよね。
I さん:そうですね。


注文住宅の大変さとおもしろさ
かんの:注文住宅、いかがでしたか? 大変だったことなどありますか?
I さん:特に問題はなかったかと思います。打ち合わせは何十回と行ったと思いますが。
コンセントの高さから棚の位置まで、全部自分で決めなきゃいけないのはびっくりしました。最初は戸惑いましたが、決めていくうちにどんどん「自分の家」になっていくんですよね。
かんの:「一緒につくる」って、まさにそういうことですね。
I さん:そう思います。正直、途中でやめたくなったこともあるけど、今は本当に建ててよかったなって。




家は、人生を立て直す場所かもしれない
かんの:この家には、たくさんのストーリーが詰まっている気がします。
I さん:そうですね…。初めに購入した土地が水没してしまって、建てられない時期もあったし、色々ありました。本当に、「家を建てて、人生を立て直した」という感じがします。
かんの:素敵ですね!本当にお疲れ様です。お時間とっていただいて、ありがとうございました。
インタビューを終えて編集後記/記者:かんの
まず、初めの契約から家が立つまでの年数にびっくりしました。ただでさえ大変な注文住宅。長い期間、ここまで諦めず、向かい合ったI様に尊敬しかありません。たくさんの思いが詰まったお家は、木のぬくもりにあふれた、機能的な間取りの住まいでした。満を持して出来上がった素敵なお家で楽しく過ごしていただきたいです。
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